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僕は王さま

僕はこの国の王さまだ。国民を虐め蔑むのが面白くてしょうがない。今日もとある国民の家に行って家をぐちゃぐちゃに壊してきた。慌てふためく国民、泣き叫ぶ国民。あぁ、王さまは面白い。次の日もまた国民を虐めた。これも楽しかった。国民から食料を奪ってやったのだ。食べ物があるとすぐ群がる国民たち。飢えているからと言って、惨めに食料に集まる姿は醜くイライラを募らせる。食料を奪うと国民たちは必死になって、もう一層熱心に食料を探し始めた。あぁ、なんて醜いのだ。食料は全て僕が持っている、探してもどこにもないのだ。何も知らない馬鹿で惨めな国民たちよ。それから数日後、未だに生き続けている国民に我慢できなくなり、ひとりずつ死刑にしてやった。尖った物で刺したり、...

2017.07.22 21:55

カレーになった私

その日私が帰宅すると、家の中がある匂いでいっぱいだった。カレーだ。今日の夕食はカレーのようだ。カレーは母の得意料理で、とても美味しい。カレーなんて誰が作っても美味しいものだが、母のカレーは本当に美味しいのだ。楽しみだなぁ・・・。そんなことを思っていた最中、私は突然目眩に襲われた。─────────────────────────目を覚ます。なんだか身体が熱い。自分から強い臭いがする。顔を上げると、母の顔がある。・・・・・・?その瞬間、母はスプーンを向け、私の身体を抉り取った。なにがなんだかわからない。痛いよ・・・─────痛くない。むしろ身体が気持ちいい。なんだろう、この気持ち。自分が段々減っていくが、不思議な快感が走る。意識はどん...

2017.07.22 15:10

葉原ての図書館

葉原ての名義で短編小説を気ままに(●´ω`●) 小説家になろうというサイトで短編書いています。 ここではなろうで発表した作品中心に載せていこうと思っています。 ホームページ初めてなのでなにかおかしいところがあるかも・・・(><) 発展途上の未熟者ですがよろしくお願いします。

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